【レポート】2023年3月11日(土)公開学習会「賢い消費者になるために~消費者と企業がともに考える~」を開催しました。

2023 年 3 月 11 日(土)13 時 30 分から、和歌山城ホール 大会議室にて、第 2 回公開学習会を開催しました。

参加者は、会場参加 30 人、オンラインで 30 人、計 60 人の参加があり
ました。

第1部 基調講演として講師に弁護士の片山登志子さん(KC’s 副理事長)をお迎えし、「消費者と企業の双方向コミュニケーションが私達にもたらすもの」というテーマで講演いただきました。
賢い消費者とは、まず一人一人が消費者被害にあわないこと。「安全安心な市場」「良質な市場」の実現こそが新たな公共的な目標として位置付けられる。双方向コミ
ュニケーションの実現こそが消費者と事業者の信頼を築き、双方にとって長期的に利益を生み出す良質な市場づくりに不可欠と解説いただきました。

第 2 部 パネルディスカッションを開催しました。

パネラーとして、古谷信二氏(㈱湖池屋 お客様センター西日本担当)、宮本雅宏氏(食品産業中央協議会企画部長)、津田美法氏(わかやま市民生協副理事長)
をむかえ、コーディネーターは、引き続き片山登志子(KC’s 副理事長)氏が務めました。

古谷氏からは、これまでの双方向コミュニケーションでの「はっ!とした発言」から企業として学んだ事と指摘事項からの改善を中心に報告いただきまし宮本氏からは、食品ロスのとりくみやフードバンクなどについて報告いただきました。津田氏からは、わかやま市民生協のとりくんでいるSDGs、エシカル消費の具体的な活動について報告いただきました。
また、会場からの積極的な質問やご意見もあり、交流がすすみました。

~参加者感想~
・若い人材を確保するにあたり、企業として SDGs への参加は不可欠な時代になっている。
・メーカーさんから貴重なお話が聞けたので、非常に参考になりました。また、食品ロスでは、目に見えないところでも非常にたくさん捨てられていることを知り、本当にもったいないと思います。

~双方向コミュニケーションとは~
消費者と事業者が直接意見交換をすることにより、事業者は消費者の考え方を知ることができ、消費者は事業者のプロの知識や商品やサービスの内容を知ることができる。そのような意見交換の場を双方向コミュニケーションといいます。